1円起業のやり方

起業するには資本金が必要である。特に株式会社・有限会社は最低資本金額が定められているので、これをクリアしないことには会社の設立すらままならない状況である。そのため、起業を望む人にとってこの最低資本金額は最大のネックとなっていた。

長引く不況を背景にこのような情勢を踏まえ、この最低資本金額をクリアしなくても起業できるようになった。時限立法だが「中小企業の新たな事業活動の促進に関する法律」と呼ばれる法律ですが、２００３年２月に施行されたのである。

この法律では特例制度を用いることによって、資本金額が最低資本金額をクリアしていなくても、極端な話、資本金額が１円であっても有限・株式会社を設立することができるようになった。

起業を夢見ているが、資本金額がどうしても・・・と最後の１歩を踏み出せずにいる人にとってはまさに朗報といえるだろう。

もっとも起業を成功させるやり方には、資本金だけでなく、起業する前に取り組むべき作業がたくさんある。1円などの小さな資本でのスタートだとしても、準備などのやり方をしっかりと行い、将来に向かって力強く伸びていくビジネスを立ち上げよう。